
こちらは男湯
浴場の奥の壁一面に、モザイクタイルで描かれた開聞岳の風景が広がる。よくある富士山ではなく、別名薩摩富士が鹿児島ならではだ。敷地で温泉を掘り当てて、71年に沸かし湯から変わったのに合わせて登場した。

女湯
「当時はこの辺りから桜島が見えていたので、タイル画は開聞岳を選んだ」と経営者の久保ヒロ子さん。絵はがきを見ながらデザインを考え佐賀の製造元に注文した。二つの浴場の図柄は微妙に違い、女湯は岩が丸みを帯びている。塩化物泉で「肌はつるつる、髪はしっとりになる」という。

みずほ温泉
[南日本新聞 入浴タイムズ]