
濃厚な泉質が特徴の温泉
水道業を営んでいた先代の故・田平己利〔みとし〕さんが「従業員の憩いの場になれば」と思い立ち、自身の土地を含む水田跡に施設を一から建てた。昔から鉄分を含む赤い冷泉が湧き出る地帯で、7カ月かけ、地下1,388メートルで濃厚な源泉を掘り当てた。ミネラルが豊富な分、日々の掃除が大変だという。
館内は売店やレトロなゲームコーナーもあり、一息つく利用客は多い。現社長の田平信広さんは「春には先代が植えた桜が満開になり好評。これからも地域に愛される温泉を目指したい」と話した。
[南日本新聞 入浴タイムズ]