
窓から入る光で開放的な浴室
1892(明治25)年の創業で、鹿児島市内で最も古い歴史を誇る銭湯だ。券売機はなく、昔ながらに番台の人にお金を払って入浴する。2013年の改装でもあえて残した。おかみの平瀬葉子さんは「お客さんが癒やしや安らぎを求めてくるのが銭湯。人同士の触れ合いも大切にしていきたい」とほほ笑む。
湯冷めしにくいとされるナトリウム塩化物泉で源泉は平均温度48.7度。湯船に加水した湯をかけ流しにしている。サウナのほか電気、気泡、超音波などの風呂もそろう。
湯上がり後は、脱衣所側から飲み物を番台で買える。コーヒー牛乳をぐっと飲み干せば気分爽快だ。

昔ながらの番台が残る店内
[南日本新聞 入浴タイムズ]