三反園・塩田・伊藤氏競る

本社世論調査 3分の1 投票先未定
2020/07/06 11:24
 南日本新聞社は7月3~5日、12日投開票の鹿児島県知事選について電話世論調査をした。無所属で現職の三反園訓氏(62)=自民、公明推薦=を、無所属新人で前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)と無所属元職の伊藤祐一郎氏(72)が激しく追う接戦となっている。回答者の3分の1以上が投票先をまだ決めておらず、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生の影響もあり、最終盤まで予断を許さない情勢だ。

 いずれも無所属新人で、元民放アナウンサーの青木隆子氏(57)、医師の横山富美子氏(73)=共産推薦、元鹿児島大学特任助教の有川博幸氏(61)、元高校教諭の武田信弘氏(66)が追いかける。
 調査結果によると、自民党支持層の投票先は、党が推薦する三反園氏が3割台、伊藤氏3割弱、塩田氏2割と割れている。立憲民主支持層は塩田氏4割弱、三反園氏2割弱、伊藤氏1割だった。一方、無党派層の支持は三反園氏が最も高い。
 候補を決める際に重視するのは「行動力」の39.2%がトップ。「経験・実績」17.4%、「公約・政策」16.3%、「人柄」9.2%、「清潔さ・新鮮さ」7.6%、「支持する政党や団体の推薦」4.5%と続く。
 次の知事に最も力を入れてほしい政策・課題は「経済・産業振興・雇用」「医療・福祉」が23.4%、22.9%でほぼ並んだ。「新型コロナ対策」は14.4%、「教育・子育て」13.7%、「財政の健全化」10.0%、「川内原発の稼働停止」7.9%だった。

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