投票用紙入りの封筒を投じる入院患者=7月8日、鹿児島市立病院
鹿児島市立病院で7月8日、12日投開票の県知事選と県議補選(薩摩川内市区)の不在者投票があった。入院中の有権者359人中、投票用紙を請求し交付された38人が一票を投じた。18、19歳の投票者はいなかった。
午前中は投票所となった会議室で対応し、午後から職員が投票箱を携え移動が困難な患者の病床をまわった。院内投票所を訪れた四田松彦さん(84)=鹿児島市武岡2丁目=は「投票率の向上につながるので利用した。地元経済や新型コロナウイルス対応、県体育館の問題など早期に解決してくれそうな候補を選んだ」と語った。
県選挙管理委員会によると、不在者投票ができるのは8日現在419施設。鹿児島市選管には7日までに市外を含む103施設から計1300人分の投票用紙請求があった。