全共開幕に向けて整備が進む広さ4000平方メートルの種牛審査会場=6日、霧島市牧園
“和牛のオリンピック”として知られ、10月に鹿児島県霧島市などで開催される和牛品評会「全国和牛能力共進会(全共)」のメイン会場が6日、報道陣に公開された。同市牧園の県立農業大学校跡地(3万7000平方メートル)に建設中の種牛審査場はほぼ完成し、隣接する霧島高原国民休養地(2万5000平方メートル)が舞台となる催事場も9月中に整備を終える予定だ。
鹿児島全共は10月6~10日に開かれ、41道府県の代表牛439頭が九つの出品区に出場。メイン会場では「種牛の部」「高校および農業大学校の部」の審査が行われる。
会場整備は8月上旬から始まり、2650人を収容できる審査場の超大型テント(広さ4000平方メートル)、大会期間中に雄雌合わせて約300頭の種牛が暮らす5棟の牛舎が建てられている。