毒蛇ハブ見つけたら? 刺激しない、ゆっくり逃げる… 小学生が対処法学ぶ 奄美大島・龍郷

2021/06/16 20:24
【資料写真】ハブの毒
【資料写真】ハブの毒
 龍郷町の秋名小学校で10日、毒蛇のハブを見つけた時の対処訓練があった。活動が活発化する5~6月に2年に1回開催しており、全児童22人が習性や注意点、かまれた際の応急処置を学んだ。

 名瀬保健所技術主査の宮川俊介さん(35)は、ハブが熱を感知して飛びかかったり、木に登ったりする習性を説明。「見つけたら刺激しないようにゆっくり逃げて」「頭上の木の枝に注意し、草むらにむやみに近づかないように」と呼び掛けた。

 毒を専用の機器で体外に出し、傷口より心臓に近い場所をタオルで縛る応急処置も映像で紹介した。教職員向けの捕獲体験では、1メートル以上あるハブが登場。子どもたちから驚きの声が上がった。

 4年の牧龍飛さんは「牙も体も大きくて怖かった。見つけたら落ち着いて早く逃げられるようにしたい」と話した。

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