国会に初登院し、報道陣の質問に答える保岡宏武氏=東京
10月31日投開票の衆院選で初当選した議員への「文書通信交通滞在費」の10月分100万円満額支給について、鹿児島関係の新人2人と元職の計3人は16日、「制度としておかしい」と口をそろえ、いずれも寄付などで全額返還する意向を示した。
元知事で初当選した三反園訓氏(無所属、鹿児島2区)は「新型コロナウイルスで困っている人を念頭に、全額を寄付したい」と説明。
同じく新人の保岡宏武氏(自民、比例九州)も「満額支給と聞き、おかしいと感じていた。党の方針通り、全て返還する」とした。
4年ぶりに復帰した野間健氏(立憲民主、鹿児島3区)は「党の方針に合わせ、しっかり返還できるルールに変えた上で全額返したい」と述べた。