ウクライナから鹿児島に3人避難 ロシアの侵攻後、現地情勢不安受け

2022/03/09 08:00
 ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナから鹿児島県に3人が避難していることが8日分かった。県国際交流課は3人の属性や来日の経緯、県内での滞在先などは本人たちの意向で非公表としている。生活に必要な住居や食事は確保されているという。

 侵攻後にウクライナからの来県者を県が把握したのは初めて。同課によると、3人のうち少なくとも1人はウクライナ人。現地の情勢不安を受け、5日に県内に入った。

 県には事前に関係者から相談があり、受け入れ準備を進めた。県内に入った後は県職員が面会して相談に乗るなどしている。引き続き要望を聞き取り、関係機関と連携して対応する。

 同課の伊瀬知強課長は「どういう支援を望んでいるか、行政としてできることがあれば対応に当たっていく。本人たちは混乱しており、静かに見守ってほしい」としている。

 今回の3人は、政府が8日に明らかにした入国済みのウクライナ避難者8人には含まれていないとみられる。国の在留外国人統計によると、2021年6月末現在、県内在住のウクライナ人は4人。

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