鹿屋・笠野原飛行場に打ち込まれるロケット弾 米軍機の空襲映像を「豊の国宇佐市塾」が公開 21日まで動画配信

2022/05/18 13:39
旧海軍笠野原飛行場(鹿屋市)への空襲の一場面=1945年3月18日(豊の国宇佐市塾提供)
旧海軍笠野原飛行場(鹿屋市)への空襲の一場面=1945年3月18日(豊の国宇佐市塾提供)
 大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」が15日公開した、米軍撮影の旧日本海軍笠野原飛行場(鹿屋市笠之原町)への空襲映像は、米軍機が飛行場目がけてロケット弾を打ち込む様子が22秒にわたって収められている。21日まで南日本新聞ホームページで視聴できる。

 1945年4月からの沖縄戦本格化を前に、米軍が九州南部の日本軍航空基地を初めて空襲した同年3月18日午前9時45分ごろ、爆撃機から撮影された。発射されたロケット弾や爆弾が、飛行場の敷地内で爆発し煙を上げる様子が映されている。

 太平洋戦争中の米軍撮影映像を収集・分析している同団体の織田祐輔さん(35)が、2015年、米国立公文書館から入手した。同団体は、映像を21日、宇佐市で開く「宇佐航空隊平和ウォーク」で一般公開する。

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