みか、すみれひめ、忠雄…10月の鹿児島全共 県代表24頭出そろう 5年に1度の“和牛のオリンピック”で日本一目指す

2022/08/30 10:03
第2区の代表に選ばれ場内をパレードする2頭=霧島市の姶良中央家畜市場
第2区の代表に選ばれ場内をパレードする2頭=霧島市の姶良中央家畜市場
 10月6〜10日に鹿児島県の霧島市と南九州市で開かれる和牛の品評会「全国和牛能力共進会(全共)」の県代表牛を決める最終予選会が29日、終了した。52年ぶりに県内開催となる5年に1度の“和牛のオリンピック”で、日本一獲得を目指す24頭が決まった。

 予選は霧島市の姶良中央家畜市場であり、29日は2、3、6、特別区の種牛を審査した。県内11地区から集まった69頭の中から代表9頭が決定。6〜8区に出場する肉牛7頭も発表された。28日に決まった8頭と合わせ、全9区に出品する種牛17頭、肉牛7頭が出そろった。

 審査委員長を務めた、全共県推進協議会の坂元信一推進委員長は「現時点で(団体優勝した)5年前より牛のレベルは上がっている印象。地元開催でプレッシャーは大きいが、大会本番まで農家や関係者と共に頑張りたい」と話した。

 全共鹿児島大会には過去最多の全国41道府県から、約440頭が出品される見込み。

 出品牛と所属地区、出品者は次の通り(敬称略)。

 【第1区・若雄】白浜喜、金吉桜(いずれも曽於・県肉用牛改良研究所)

 【第2区・若雌の1】みか(姶良・福崎正廣)、たかこ1(肝属・青木春佑)

 【第3区・若雌の2】ゆうこ(鹿児島中央・ミヤボク宮下牧場)、はるこ(曽於・森ファーム)

 【第4区・繁殖雌牛群】やすこ(姶良・拵正人)、てるはな(姶良・藤山粋)、さき(姶良・落合新太郎)

 【第5区・高等登録群】こづる、なつみ、さくら(いずれも曽於・宮園春雄)

 【第6区・総合評価群】すみれひめ(肝属・鶴田くみ)、いつみ92、ひでこ(いずれも肝属・上別府槇)、かりなきよ(肝属・前田龍二)=種牛、亀吉(川辺・江籠畜産)、誠司37(出水・中山畜産)、速子1154(肝属・新地正清)=肉牛

 【第7区・脂肪の質評価群区】忠雄(出水・林ファーム)、左之介(曽於・加治佐畜産)、美華桜(薩摩・森永三徳)

 【第8区・去勢肥育牛】南迫(肝属・うしの中山)

 【特別区・高校および農業大学校】しえな(曽於・曽於高校)

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