全国和牛能力共進会鹿児島大会の開催まで残り「31日」を知らせるカウントダウンボード=5日、鹿児島県庁
“和牛のオリンピック”として知られる品評会、第12回全国和牛能力共進会(全共)鹿児島大会の開催まで、6日で1カ月となった。日本一を懸けて戦う出品牛の選定が、8月末までに全国で終了。種牛と肉牛合わせて各道府県の予選を勝ち抜いた439頭が挑む見込みだ。県庁には開催まで残り「31日」を知らせるカウントダウンボードが登場した。
大会は来月6~10日、霧島市牧園(種牛の部)と南九州市知覧(肉牛の部)で開かれる。鹿児島県であるのは1970年の第2回以来52年ぶりで、2度目の開催は全国初。過去最多の41道府県からの参加が決まっており、鹿児島県からは24頭を全9区に出品する。
参加道府県の担当者らが5日、鹿児島市のホテルに集まり、牛の搬出入や大会当日の流れなどを確認した。6日には各会場を視察する。大会運営を担う県全共推進室の福重哲也室長は「出品者が大会に専念できるよう残り1カ月、万全の準備を進めていきたい」と話した。