年末年始、女性は義実家への帰省が苦手?男性との差くっきり 理由に目立つ「台所」

2022/12/28 11:00
帰省客たちで混雑する鹿児島空港(記事と写真は関係ありません)
帰省客たちで混雑する鹿児島空港(記事と写真は関係ありません)
 新型コロナウイルスの感染再拡大が続いていますが、今年は3年ぶりに行動制限のない正月を迎えられそうです。実家への帰省を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。でも、それが義理の実家だとどうでしょう? 南日本新聞が「みなみパス」会員にインターネットで「義実家への帰省」をテーマにアンケートしたところ、男性よりも女性の方が義実家への帰省を苦手にしていることが分かりました。

 寄せられた1018人の回答を男女別にみてみましょう。男性は「とても楽しみ」「やや楽しみ」が計58.0%で半数を超えたのに対し、「苦手」「やや苦手」は計15.2%でした。一方、女性は楽しみ派が38.5%、苦手派は39.0%。実に男性の2倍以上が義実家への帰省を苦手にしているようです。

 理由として多かったのは「気をつかう」でしたが、「台所」に関係する声も目立ちました。

 「これまで嫁として、親族30人ほどの食事の準備をしてきましたので、楽しみというより、とても大変でした」(60代)

 「嫁は座る暇なし食べる暇なし…」(40代)

 「私は福岡、夫は鹿児島で、とにかく夫側の家族・親戚の男尊女卑の意識が強くて苦手です。女性ばかり動かなければならず、夫は家ではそこそこ手伝うのに、場の雰囲気を読んでるのか? 何もしなくなるのにがっかりします」(30代)

 「飲んべえが多くて、滞在が長くなる。私は飲まないので運転手」(40代)

 「嫁の立場だと休む間もなく家政婦状態です。鹿児島は、まだまだ男尊女卑の考えが根強く残っていて大変です」(50代)

 思い当たる節がありませんか。では、義実家に帰省するのが苦手な人は、どのような対策をしているのでしょうか。

 「今なら、実際にコロナがまだまだ収まっていないことを理由に帰省を控えると言いやすい」(40代)

 「コロナがまだ収まらないということで、高齢者に何かあったらいけないという理由で帰省をやめたり、早めに帰ったりする」(50代)

 「子どもをつかう。眠くなったとか、勉強しないといけないとか」(40代)

 「夫をそれとなくせかす。夫の見たいテレビ番組で誘う」(50代)

 新型コロナを理由にされると無理は言えませんね。

 アンケートでは義実家で驚いた生活スタイルについても聞きました。

 「30年も前ですが、洗濯物を干す場所が父、男性、女性と決まっていたこと」(60代女性)

 「寒いのにあまり暖房をいれない」(50代女性)

 「元日はお風呂に入らず、浴槽の神様に休んでもらうと言われた」(50代男性)

 「夜、家の鍵をしないで寝る」(40代女性)

 「トイレがポットンでした」(60代女性)

 「田舎あるある」といったものから初耳のものまで、みなさんユニークな体験をされているようです。何はともあれ、いいお正月を過ごせるといいですね。

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