11日午前6時から8時半までの1分おき画像をつないだ動画。噴煙が周囲に拡散され、桜島が姿を隠す様子が分かる=鹿児島市与次郎1丁目の南日本新聞会館定点カメラから
鹿児島市の桜島南岳山頂火口で11日午前5時ごろから、噴煙が中量以上に満たない噴火が連続的に発生し、同7時52分ごろの噴火では噴煙が1400メートルの高さまで上がった。噴煙は中量以上で鹿児島市方向に流れた。
鹿児島湾の対岸にある南日本新聞会館(鹿児島市与次郎1丁目)に設置している定点カメラには、桜島の噴煙が風に流されて周囲に拡散され、桜島そのものの姿が見えなくなる様子が残っていた。
火山性地震などの急増は確認されておらず、鹿児島地方気象台は噴火警戒レベル3(入山規制)を継続している。