姶良市議会の議員定数削減や報酬増額に多くの意見が出た「議会と語る会」=25日、姶良市蒲生
鹿児島県の姶良市議会は25日、議員定数を現行の24から20に減らし、議員報酬を月額10万9000円増やすことに関し、「議会と語る会」を同市の蒲生公民館で開いた。参加者からは定数減への反対や、報酬の大幅アップに疑問を投げかける意見が相次ぎ、関心の高さをうかがわせた。
2回に分けて開き、初回は市民約60人が参加。住民の一人は、蒲生地区からの選出議員が旧町時代と比べ激減して3人になったことを挙げ、「どのように議会に声が届けられるのか」と定数削減に反対した。物価高に加え、年金や賃金が上がらないなかで、月額換算で約35%報酬が増えることに説明を求める住民もいた。
全議員で構成する議会改革推進会議の岩下陽太郎委員長は「市民の声を聴く場をつくれて良かった。今後の協議に生かしたい」と述べた。「語る会」は姶良公民館(28日午前10時、午後6時半)、加治木福祉センター(2月3日午後3時、6時半)でも開かれる。