トカラウマ「コタロウ」老衰で死ぬ 雄・30歳10カ月 県指定天然記念物の日本在来馬、飼育ゼロに 平川動物公園

2024/07/22 10:30
老衰で死んだトカラウマのコタロウ
老衰で死んだトカラウマのコタロウ
 鹿児島市の平川動物公園は21日、同園生まれのトカラウマ、コタロウ(雄)が死んだと発表した。死因は老衰で30歳10カ月。同園では今年1月にも1頭死んでおり、トカラウマの飼育頭数がゼロになった。

 日本純粋の在来馬で、県指定天然記念物。同園によると、2022年ごろから白内障を患っていたが、穏やかに過ごしていた。7月8日から立つのが難しくなることが多くなり、治療していた。16日午後4時に死んだ。

 桜井普子飼育展示課長は「鹿児島にゆかりのウマで非常に残念。背中に乗せたり、写真を撮ったりするイベントもあり、みんなに愛されていた。今までよく頑張ってくれた」と話した。

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