自民・石破氏「裏金問題に国民は納得していない」 総裁選への支持求め鹿児島市で講演会 保岡氏も登壇、推薦の意向示す

2024/09/08 09:00
講演する自民党の石破茂元幹事長=7日、鹿児島市
講演する自民党の石破茂元幹事長=7日、鹿児島市
 自民党の石破茂元幹事長は7日、鹿児島市で講演し、「地方から政治を変える」と訴え、総裁選への支持を求めた。

 毎年1、2回は鹿児島県に来ているという石破氏は、県内の現状に触れながら安全保障や食料自給率、防災などの危機に対する持論を展開。出生率全国上位の鹿児島県で人口流出が続くことについて「若者が出たきり帰ってこないから。特に若い女性がとどまる地方をどうつくるかが、わが国最大の課題」とした。

 派閥裏金問題に関しては「国民は納得していない」とし、「自民党総裁も一緒になって説明責任を果たさないといけない。政治家の言うことは信用できないという国民の声を払拭するのが政治改革だ思う」と語った。

 約10年前から石破氏を支援する鹿児島水月会(武昭一会長)が主催し、支持者ら約200人が参加した。講演後に保岡宏武氏(衆院比例九州)が登壇、石破氏の推薦人に名を連ねる意向を表明した。

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