喜界町長選が告示された同町役場=24日
任期満了に伴う喜界町長選と町議会議員選が24日告示された。町長選は現職の隈崎悦男氏(70)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。町議選も定数と同じ12人が立候補し、無投票当選となった。
県選挙管理委員会によると、県内市町村の首長選と議会議員選がともに無投票で決まるのは2017年4月のさつま町以来。
隈崎氏は2期目の公約に隆起サンゴ礁の地形を生かした商工業・観光振興を掲げた。子育て支援拡充は「継続的に検討を重ね、優先課題として実施する」とした。
新町議の内訳は現職7、新人5。党派別では参政、共産、公明が各1人、ほかは無所属。当時の喜界町と早町村が合併した1956年以来、初の女性議員が誕生した。
町選管によると、議員選の無投票は現町政で初めて。23日現在の選挙人名簿登録者数は5433人(男2696人、女2737人)。