自民党鹿児島県連は25日、来夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)の公認候補予定者として、元参院議員の園田修光氏(67)と県議団推薦の外薗勝蔵県議(72)の2人を党本部に推薦し、判断を委ねると明らかにした。同日開いた執行部と選対常任委員の合同会議で正式決定した。
合同会議後の会見で、森山裕県連会長は「県連では甲乙つけがたい。(複数人から外薗氏に一本化した)県議団の選考過程はしっかりと党本部に伝える」と説明。党本部が独自調査などを基に決定するとした。
現職の尾辻秀久参院議長(83)の勇退表明に伴い県連が公募し県内外の9人から応募。選考委員会が園田氏と外薗氏に絞った。
選考委や合同会議では、2人を推薦するか、1人に決めるかで議論が難航。20日に森山県連会長、野村選考委員長、選対副委員長の宮路拓馬衆院議員と山田国治県議の4者で協議して対応を決めた。
園田氏は取材に「県連と党本部の決定に従う」。外薗氏は「県議会のためにも(推薦候補に)選ばれてよかった」とそれぞれ述べた。