県内14流派が深まりゆく秋を表現 秋の各流いけばな展開幕、14日まで鹿児島市の山形屋

2024/10/10 20:00
14流派の秋を感じさせる作品を鑑賞する来場者=10日、鹿児島市の山形屋
14流派の秋を感じさせる作品を鑑賞する来場者=10日、鹿児島市の山形屋
 秋の各流いけばな展(鹿児島県連合華道会、山形屋、南日本新聞社主催)は10日、鹿児島市の山形屋文化ホールで始まった。季節の花材を使い、深まりゆく秋を伝える約80点を展示する。14日まで。

 県内14流派が参加。リンドウやコスモス、キクといった秋の花や木の美を生かした情趣あふれる作品が並ぶ。来場者は顔を近づけたり、スマートフォンで撮影したりしながら、じっくり見入っていた。

 同市伊敷台3丁目の看護師、西ノ園光代さん(57)は「秋らしい奥ゆかしさがある。見ていて落ち着く作品ばかり」と笑顔。県連合華道会の大迫節子会長(84)は「わびさびを表現した作品が多くそろう。一人でも多くの人に見てほしい」と呼びかけた。

 展示は午前10時〜午後6時(12、14日は午後5時まで)。入場無料。

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