鹿児島市は13日、同市与次郎2丁目の鴨池公園内緑地(約2800平方メートル)にスケートボード場を整備する方針を発表した。2026年度に着工、27年度の開設を目指す。同日の市議会産業観光企業委員会で、基本構想の素案を示した。17日~25年1月31日、パブリックコメントを実施する。
市スポーツ課によると、スケートボードと自転車競技BMX用を軸に整備する。3人制バスケットボールやブレイキンが体験できる空間も設けたい考え。競技で使う具体的な障害物は、25年度に市民や競技者の意見を聞いて決める。
若者の来場を見込み、駐輪場を整備する。駐車場はなく、近くにある既存のものを使う想定。屋根は利用状況を踏まえて検討する。25年度に利用料金などの協議や実施設計を予定している。
市は、有識者らでつくる検討委員会を開き、市有地3カ所から整備地を選定。スポーツ施設が近く、子どもが気軽に来場できる同緑地が適地と判断した。
溝渕俊隆スポーツ交流担当課長は「パリ五輪でも盛り上がったアーバンスポーツを子どもたちが身近に体験できる施設にしたい」と話した。