55歳女性が自宅で血を流し死亡、2日後に殺人事件と断定…県警が現場検証を終了、凶器発見や容疑者特定至らず 徳之島・伊仙町

2024/12/16 20:50
11月21日午後、現場付近を捜査する警察官=伊仙町佐弁
11月21日午後、現場付近を捜査する警察官=伊仙町佐弁
 鹿児島県伊仙町佐弁の保育士女性(55)が自宅で死亡しているのが見つかった事件で、県警捜査1課と徳之島署は16日までに、殺人事件と断定した11月22日から続けていた現場検証を終了した。凶器の発見や容疑者の特定には至っていない。

 同課によると、現場検証は女性宅の鑑識作業などを行い、12月15日に終了した。延べ約1400人の捜査員を投入。今後も約50人態勢で周辺の聞き込みを続け、必要に応じて検問を行う。

 女性は11月20日午後6時ごろ、自宅で血を流して死亡しているのが見つかった。上半身に、鋭利なものでできたとみられる複数の傷があった。消防は「首から出血があった」と説明。県警は22日、司法解剖で死因が「出血性ショック」と判明したことなどから殺人事件と断定した。

 県警は引き続き情報提供を求める。これまでに複数件が寄せられている。徳之島署=0997(83)0110。

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