指宿市議会は20日の12月定例会の最終本会議で、指宿・山川の両図書館の指定管理者に、図書館流通センター(東京都)と同市のNPO法人本と人をつなぐ「そらまめの会」でつくる共同企業体(JV)を指定する議案を賛成多数で可決した。来年4月から5年間。
JVは「そらまめの会パートナーズ」。全国で図書館運営に携わる図書館流通センターが経理や総務系の業務を引き受ける。両図書館で働く職員や運営は従来通りそらまめの会が担う。JVの利点として関係者や市は「役割分担で効率的に運営でき、専門職員が本来の業務に専念できるようになる」と期待する。
両図書館は2007年度から「そらまめの会」が指定管理者として運営。移動図書車を使ったブックカフェなど先進的な活動に取り組み21年にライブラリー・オブ・ザ・イヤー大賞、22年には南日本文化賞を受賞している。