夢はふるさとと世界をつなぐ架け橋…鹿児島市合併20年の節目の年に個性派集団まとめ「はたちの集い」 街の歩みを世代に重ね隆盛願う

2025/01/11 11:00
エンズ史絵奈さん
エンズ史絵奈さん
■「かお」 鹿児島市「はたちの集い」実行委員長 エンズ史絵奈(えんず・しえな)さん

 鹿児島市が12日に開く「はたちの集い」の実行委員長を務める短大2年生。大学生ら17人でつくる実行委員会のまとめ役として、約5600人が対象の式典を仕切る。「自分が好きな鹿児島に貢献したい」という思いで参加した。

 きっかけは鹿児島情報高校3年の時、友人にかけられた言葉。「2年後のはたちの集いで実行委員長をしてそう」。積極的なイメージを持ってもらえて嬉しく、委員長になることを決意した。

 前回の式典から実行委員会は動き出し、9日まで計16回開催。4班に分かれ当日の企画や抽選会の準備にあたった。「集いを盛り上げたいと強い意志を持った個性豊かなメンバーが集まった」という。本番では副委員長2人と協力し、参加者代表のことばを読み上げる。生まれた年に鹿児島市は旧5町と合併。同じ20年という節目を重ね合わせた。「3人で何カ月も話し合い、文章がまとまった時には達成感があった」と振り返る。「みんなで1年間積み上げてきた。最後まで走り続けて成功させたい」

 趣味は2歳上の姉の影響で始めたバイオリン。西郷どんをはじめ鹿児島のキャラクターグッズを見ると衝動買いしてしまう。

 国際教養を学ぶため、春から1年間勉強して大学編入を目指す。将来は国際協力の分野で鹿児島に貢献したいと夢を語る。カナダ人の父と日本人の母と暮らす鹿児島市の自宅では、英語と日本語で会話する。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >