政治資金規正法に触れる恐れ…元衆院議員・保岡宏武氏が献金235万円を全額返還 報道機関の指摘受け調査、公表

2025/01/14 21:07
保岡宏武氏
保岡宏武氏
 自民党の元衆院議員、保岡宏武氏は14日、自身が代表を務める三つの政党支部が、3年以上続けて欠損(赤字)を出した山形屋(鹿児島市)から2021〜24年に計235万円の政治献金を受けていたと公表した。政治資金規正法に違反する可能性があり、10日に全額返還した。25年分の収支報告書に返金を記載する。

 規正法は政令で定める欠損が3年以上続く企業の献金を禁じている。

 双方によると、自民党の県ふるさと創生支部(解散)、県衆議院比例区第1支部、県第2選挙区支部。1月に報道機関の指摘を受け、山形屋が調べた結果、同社が欠損の解釈を誤っていたことが分かった。

 経営再建が明らかになった昨年5月に保岡氏が問い合わせた際は、法令違反の可能性に気付けなかった。山形屋の担当者は「法を正しく理解していなかった。反省している」。保岡氏は「法順守に一層注意する」と話した。

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