鹿児島本港区北ふ頭に接岸する海王丸=14日午前、鹿児島市祇園之洲町
海技教育機構(本部・横浜市)の練習用大型帆船「海王丸」(2556トン)が14日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭に寄港した。“海の貴婦人”と呼ばれる白い細身の船体が、18日午後2時まで停泊。日没から午後10時までライトアップも楽しめる。
鹿児島港への寄港は昨年11月以来。実習生64人を含む108人が乗っている。13日夜は日向灘を震源地とする地震があったが、鹿児島湾内にいたため、あまり揺れなかったという。
30年来の帆船ファンという鹿児島市の塚原宏文さん(71)は接岸の様子を熱心に撮影。「大きなマストが壮観。夜は遠目から狙ってみようと思う」とカメラを片手に話した。