霧島市立医師会医療センター新病院の完成をくす玉を割って祝う関係者=同市隼人町松永
建て替えを進めていた霧島市立医師会医療センター(同市隼人町松永)の新病院の完成記念式典が11日あり、関係者約80人がテープカットとくす玉で祝った。一般向け内覧会もあった。
新病院は地上6階建て延べ床面積2万3772平方メートル。駐車場は600台。現在と同じ254床だが、全室個室でうち4床は感染症病床。HCU(高度治療室)10床、最先端のがん検査や手術支援ロボットを導入する。市によると、事業総額は着工時点で見込んでいた約185億円を上回るとみられる。
管理運営する姶良地区医師会の佐藤昭人会長は式典で「周辺地域だけでなく離島医療も担う使命がある。一人でも多くの患者を救うべく精いっぱい努力する」とあいさつ。地域救急救命センター開設を目指すと表明した。
一般向け内覧会には市民914人が駆けつけて病院外まで列をつくり、最新設備や病室に見入っていた。今後医療機器やベッドの搬入などを進め、2月1日開院する。