大学入学共通テストに向け、高速船で本土入りする離島の受験生=16日午後0時50分、鹿児島市本港新町
大学入学共通テストは18、19の両日、鹿児島県内14カ所を含む全国651会場である。県内離島の受験生の多くは16日、試験会場のある鹿児島市などへ移動した。2022年度からの新学習指導要領に対応した最初の試験で、6教科30科目から新教科「情報」を含む7教科21科目に再編される。既卒者向けには、旧課程の内容で受験できる経過措置がある。
鹿児島港本港区南埠頭(ふとう)には同日昼過ぎ、熊毛地区3高校の生徒計50人と引率教員が到着し、バスやタクシーで宿泊先へ向かった。
屋久島高3年の日高亜優さんは、プログラミングなど情報科目の復習を重ねたと言い「いつも通り、落ち着いて頑張る」と気合の入った表情。種子島高3年の鏑木一平さんは、新旧教育課程の選択に間違いがないよう気を付けるとし「いいパフォーマンスを発揮したい」と意欲を示した。