相乗りタクシー「シェア乗り」実証実験の報道向け説明会=16日、鹿児島市役所
鹿児島市の相乗りタクシー「シェア乗り」の実証実験が20日に始まる。運転手不足でタクシーが少ない深夜帯に、中心市街地から郊外の団地に向け複数の客が同乗する仕組み。17日に予約受け付けを開始する。3月30日まで。
市タクシー協会やベンチャー企業「ニアミー」と連携した取り組み。同協会加盟の6社が計約30台を運行させ、AI(人工知能)が最適な経路を選ぶ。
客は事前に同社のスマートフォンアプリやウェブサイトでクレジットカードを登録し、乗車の30分前までにオンライン予約する。出発は午後9時~午前2時。それぞれが指定した場所で乗り降りする。料金は人数や移動距離に応じて案分し、単独利用時に比べ1人当たり最大で半額まで安くなる。
市役所で1月16日、報道向け説明会があった。市交通政策課の児玉博史課長は「ニーズやほかの公共交通機関への影響を調査し、市民の移動手段確保につなげたい」と話した。
降車対象となる団地や地域は次の通り。
伊敷団地・岡之原団地▽伊敷ニュータウン・西玉里団地・伊敷ニュータウンひがし台▽玉里団地▽原良団地▽武岡団地・武岡ハイランド・武岡ピュアタウン・武岡台▽西郷団地▽吉野地域の一部
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