ソフトボール女子U15県勢2人が代表入り 永田さん・中村さん「憧れの舞台」アジア杯参戦へ闘志

2025/01/18 20:30
女子U15の日本代表になり、気合が入る永田藍さん(左)と中村咲耶さん=鹿児島市
女子U15の日本代表になり、気合が入る永田藍さん(左)と中村咲耶さん=鹿児島市
 ソフトボールの女子U15日本代表に鹿児島県内の2人が選ばれた。それぞれ鹿児島市が本拠のチームに所属し、昨年12月の選考会で実力を認められた投手だ。3月のアジアカップ(台湾)に派遣される予定で、「憧れの舞台」と練習に気合が入る。

 2人は鹿児島チェリーブロッサムソフトボールスポーツ少年団の永田藍さん(東串良中2年)、薩摩フェアリーズの中村咲耶さん(城西中1年)。静岡県であった日本ソフトボール協会の選考会で、全国から参加した94人の中から全16人の代表に入った。

 永田さんは毎週末、東串良町から鹿児島市などに通ってチームプレーの技術を磨く。優勝を目標に「いろんな球種を生かしたい。もっと投げ込まないと」。代表指導者の新屋勲さん(51)は、集中力の高さを評価し「自分らしさを出してもらえれば」と後押しする。

 一方、小学4年で競技を始めた中村さんは代表に選ばれて以降、“攻めるピッチング”をするようになったとし、本番でも「思い切ったプレーをしたい」。森克監督(66)は「雰囲気も含め、大会で学んだことをチームに持ち帰ってきてほしい」とエールを送る。

 2人のチームはどちらも中学校の部活動が縮小する中で、小学生時から競技を続けてきた選手の受け皿になろうと発足した経緯がある。森監督は一度に2人の日本代表が県内から生まれた快挙を喜び、「鹿児島のソフトボールが盛り上がるきっかけになれば」と期待した。

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