三反園訓氏の自民入り正式決定、新設の県衆院支部長就任 鹿児島2区支部長は敗れた保岡宏武氏を再任 事実上、同一選挙区に初の支部長2人体制 

2025/01/18 21:30
会議後の会見で質問に答える森山裕県連会長(中央)=18日、鹿児島市真砂町の自民党県連
会議後の会見で質問に答える森山裕県連会長(中央)=18日、鹿児島市真砂町の自民党県連
 自民党鹿児島県連は18日、三反園訓氏=衆院鹿児島2区=の県連所属と、新設する県衆院支部長への就任を了承し、同氏の入党が正式決定した。2区支部長には昨年10月の衆院選で三反園氏に敗れた保岡宏武氏が再任する。事実上、同一選挙区に支部長を2人置くことになった。2区公認については、今後の政治活動などから判断する。

 執行部役員・選対常任委員合同会議で決めた。会議終了後に森山裕県連会長が会見した。選挙区の支部長は次期衆院選の公認候補となるのが通例だが、「両者の活動や地域事情を踏まえて当選確実な人を公認候補に立てる」と説明。両ポストに優劣はないと強調した。どちらかが比例区に回る可能性もあるとした。

 県連によると、昨年の衆院選後に党の規約が変更。選挙区の支部長以外に県衆院支部長を置き、希望する地域で政治活動ができるようになった。支部長に就くと、個人に加えて企業団体献金や政党交付金を受けられるようになる。

 三反園氏は2021年衆院選で当時の自民公認候補を破り初当選。直後から入党を希望した。昨年の衆院選で入党や公認はかなわなかったが、無所属で出馬して保岡氏との保守分裂選を制し、今月10日に党本部が入党を認める決定を下した。保岡氏も再挑戦に意欲を示し、双方が2区支部長就任を希望していた。

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