三島村硫黄島の山林火災現場=20日午前0時半ごろ(同村提供)
鹿児島県三島村硫黄島の山林火災は出火から3日目となる21日、陸上自衛隊のヘリコプターや、応援で島に入った鹿児島市など周辺自治体の消防隊による消火活動が続いた。村によると、確認されている焼失面積は前日と変わらず約5000平方メートル。白煙が確認されるなど鎮圧には至っていないが、「火の勢いは収まってきているとみられる」という。
村などによると、出火現場近くの岬橋から南側は同日午前から、陸上自衛隊ヘリによる散水が行われた。集落に近い北側は、応援の消防隊が地上から放水などを進めた。けが人や建物の被害はない。
火災は19日午前11時50分ごろ、島南西部の岬橋近くの竹などが生えたやぶで発生。岬の南北に広がるように延焼していた。