色ノリ最高! 〝暖秋〟乗り切り、板のり生産着々、1枚ずつ丁寧に確認 出水

2025/01/24 07:03
四角く形が整えられた板のり=21日、出水市汐見町
四角く形が整えられた板のり=21日、出水市汐見町
 鹿児島県出水市特産の板のり作りが本格化している。生産者7戸が八代海沿岸で養殖したノリを干潮時に摘み取り、加工する。出荷は3月上旬ごろまで続く予定。

 昨年11月15日に張った種網を、12月上旬にいったん引き上げ冷凍で保存した。寒さが増して成長が促される同月下旬に再び張った。

 汐見町の木村美蔵さん(69)は1月20日、一番ノリの収穫を開始。長さ2センチほどだったノリは25センチほどに育った。機械で洗い四角く整えて乾燥。破れがないか、ごみが付着していないかを確認して、100枚ずつ箱詰めした。20、21の両日はそれぞれ1万7000枚を生産した。

 木村さんは「昨年の10、11月が暖かくてとても心配したが、12月下旬の寒波でノリが成長した。色が黒くて、甘みも香りもあり、最高の板のりができてうれしい」と喜ぶ。

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