「ジョブアンテナ鹿児島」を運営するインタラクティブの臼井隆秀社長(右)とmusuhiの野崎恭平代表取締役=27日、南日本新聞社
鹿児島県霧島市のコンサルティング会社「musuhi(むすひ)」と、求人マッチングサービスを展開するインタラクティブ(沖縄県宜野湾市)は27日、鹿児島県内に特化した「ジョブアンテナ鹿児島」の運営を始めた。U・Iターンを念頭に、地域企業の人材獲得や若者の地元定着を後押しする。
インタラクティブが沖縄や北海道などで展開する地域特化型サービスの6エリア目。専用サイトに鹿児島県内に本社・事業所がある企業の求人内容と会社紹介を掲載し、求職者は希望職種や経歴、今後やりたいことなどを記入し登録する。
サイトでは、求人・求職側ともに関心を持った相手にサイト上のサイン「いいかも!」を送る。双方ともサインが付けば、メッセージを交換できる仕組みで、マッチング率が高いのが特長という。鹿児島エリア版は27日時点で、36社約130件の求人が掲載された。
musuhiは掲載企業の開拓や仲介、人材採用セミナー開催などで協力する。野崎恭平代表取締役(38)は「地元企業の採用と成長につながる支援をしたい」、インタラクティブの臼井隆秀社長(46)は「地方企業が抱える人材採用の課題は共通点が多い。これまでの実績を生かし鹿児島でも役に立ちたい」と話した。