代表質問する森山裕幹事長=27日、国会
自民党の森山裕幹事長は27日の衆院本会議で初の代表質問に立った。石破茂首相の施政方針演説に対し、地元・鹿児島の事例も挙げながら、地方創生や食料安全保障など幅広いテーマを質問した。
新たな地方創生の推進を巡り、地元の大崎町が10年以上にわたり、ごみのリサイクル率日本一を達成していることや、曽於市の「南九州畜産獣医学拠点」に言及。「地域を構成するさまざまな分野が連携し、魅力を最大限に生かし、取り組みを進めるのが重要」と訴えた。石破首相は「新技術を徹底的に活用し、一極集中を是正する。日本全体の活力を取り戻すべく、強力に進める」と応じた。
森山氏は西郷隆盛が掲げた「新政厚徳」の言葉を紹介。「多くの変化を伴う不確かな時代を生きる私たちは、これまで以上に謙虚に丁寧に政治に臨まなければならない」と締めくくった。