会合終了後、報道陣の取材に応じる連合鹿児島の下町和三会長=28日、鹿児島市
連合鹿児島と、立憲民主、国民民主、社民3党の県組織、県議会会派の県民連合でつくる「5者会議」は28日、夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に向けた初の会合を鹿児島市で開いた。連合鹿児島の下町和三会長は終了後、野党候補をどう支援するかについて「2月末までに結論を出したい」と述べた。
会合は非公開。下町会長によると、5者会議の意義や今後の協議の進め方を話し合った。無所属で立候補を予定する尾辻朋実氏(44)への推薦を立民が決めたことを念頭に「5者がまとまって戦う局面になっていない」との声が上がり、候補者名を挙げた議論には至らなかった。
報道陣の取材に、下町会長は「連合として5者会議のあり方を整理したい」。独自候補の擁立を模索する国民県連の三反園輝男代表代行は「5者会議の結論や方向性に重きを置き、擁立するかどうか最終判断する」と述べた。