災いはじいて…初午祭に欠かせない「ポンパチ」作りがピーク 鹿児島神宮

2025/02/06 17:00
初午祭に向けてポンパチの絵付け作業に追われる森山かおりさん=4日、霧島市隼人町内山田3丁目
初午祭に向けてポンパチの絵付け作業に追われる森山かおりさん=4日、霧島市隼人町内山田3丁目
 霧島市隼人の鹿児島神宮で16日に開かれる初午祭(はつうまさい)を前に、御神馬(ごしんめ)や踊り手が身に着ける初鼓(はつつづみ)作りがピークを迎えている。近くの「工房みやじ」では、絵付け作業に追われていた。

 初鼓は、糸でつるした大豆が太鼓にぶつかる音から「ポンパチ」の愛称で親しまれる。「災いをはじく」との意味が込められる。大きさは直径4~40センチで8種類を用意。踊り連や御神馬に乗る猿、今年の干支(えと)ヘビなどが描かれる。

 工房では代表の花見ユリ子さん(78)らが手作業で一つ一つ仕上げていた。花見さんの長女・森山かおりさんは「手に取った人の願い事がかないますように」と作業を進めていた。当日は神宮内で販売される。

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