広く雪に覆われた桜島=5日午前8時、鹿児島市大明丘2丁目
鹿児島地方気象台は7日、8日未明から昼前にかけて大雪の恐れがあるとして、薩摩地方に大雪と着雪の注意報を発表した。積雪や路面凍結による交通障害、雪による視界不良などに注意を呼びかけている。
気象台によると、九州南部の上空1500メートルに、8日にかけて氷点下9度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。8日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、薩摩の山地5センチ、平地3センチ、大隅の山地3センチ。
寒気に伴う強風などの影響で、鹿児島県内は7日も交通に乱れが出た。午後8時までに鹿児島空港発着の10便が欠航したほか、海の便でも欠航が相次いだ。鴨池・垂水フェリーは午後4時50分発以降が運休となり、種子屋久航路の高速船も午後2時以降の便は欠航した。フェリーあまみなどは8日も欠航する。