市民サービスの廃止、値上げ発表が相次ぐ中…鹿児島市が県内初の宿泊税導入を議論へ 別の2市も検討進める

2025/02/13 20:38
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 鹿児島市は、2025年度一般会計当初予算案に、ホテルなどの宿泊者に課す宿泊税検討事業(60万円)を盛り込んだ。宿泊事業者や商工会議所、学識経験者ら6人程度でつくる検討委員会を立ち上げ、導入の必要性を含めて議論する。

 宿泊税は自治体が条例に基づいて独自に新設でき、使用目的を特定して徴収する法定外目的税の一つ。市は「持続可能な観光地づくりのための新たな観光財源として検討する」としており、観光客の満足度向上につながる施設整備などへの利用を想定する。

 市観光戦略推進課によると、県内での導入例はなく、奄美市と指宿市が検討を進めている。鹿児島市の検討委は年4回の開催を予定。23年の市内の宿泊客数は約378万人。

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