運転手が足りない…タクシーは500人、路線バスは70人の不足 民間交通支援策を盛り込んだ鹿児島市が聞き取り調査

2025/02/15 21:00
 鹿児島市は14日の市議会本会議で、市内の民間交通事業者の運転手不足について説明した。聞き取り調査の結果として、タクシーは1月現在で約500人、路線バスは2024年4月現在で約70人不足しているとした。

 市タクシー協会(26法人)と路線バス3社に調査した。交通政策課によると、市内のタクシー運転手は18年度末に1928人いたが、23年度末は1338人で3割減少した。高齢化に加え、新型コロナウイルス禍による乗客減少で離職が進んだとみられる。路線バスは鹿児島交通、南国交通、JR九州バス。当時の市内の路線・ダイヤに基づき、必要な人員と実数から不足分を計算した。

 市は24年度一般会計補正予算案に民間の運転手確保支援策を盛り込んでいる。新たな運転手に奨励金(路線バス30万円、タクシー15万円)を出すほか、事業者に2種免許取得費用の一部を補助する。

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