強盗容疑事件が発生したハンズマン国分店=1月29日午前10時15分ごろ、霧島市国分府中町
鹿児島地検は20日、霧島市の量販店から商品を盗み店員にけがを負わせたとして、同市国分府中町、無職の男(46)を強盗致傷の罪で鹿児島地裁に起訴した。
起訴状などによると、被告は1月29日午前7時45分ごろ、同市のハンズマン国分店で、電動ドリル1台(価格5万7500円)を盗み車で逃げようとした際、女性店員が運転席のドアを開けて手首をつかむなどしたため、車を後ろ向きに急発進して転倒させ、肩や手などに約1週間のけがを負わせたとされる。
霧島署によると、事件発生から約2時間後、被告の自宅近くで逃走車両とみられる車が見つかり、防犯カメラの映像に似た被告を路上で発見した。