おすすめのカフェを紹介する冊子を作った学生=鹿児島市郡元1丁目の鹿児島大
鹿児島大法文学部の「井原ゼミ」の学生が、鹿児島市内でおすすめのカフェを紹介するガイド冊子を作成した。鹿大からのアクセスが良く、勉強や気分転換に利用しやすい14店を厳選。Wi-Fiやコンセントの有無、インスタグラムなど、学生にとって便利で魅力的な情報を盛り込んだ。「自分らしく過ごせるカフェを見つけて」と呼びかける。
A5判、全カラーの20ページ。各店の特徴や雰囲気、店主が勧めるメニューを写真付きで掲載する。「いつでもランチを食べられる」「一人での充実した課題作業におおすすめ」といった、学生目線でうれしいポイントも添えた。
店選びや取材、撮影、冊子のデザインまで学生が手掛け、仕上げはプロのデザイナーに依頼した。温かみのある冊子となるようこだわった。1000部作り、鹿大や掲載店に置くほか、4月には新入生にも配布を予定する。
井原慶一郎教授(55)=芸術文化デザイン論=のゼミでは、アートと社会をつなぐ手法による地域活性化について学ぶ。これまでも古着屋巡りの冊子を作ったり、地元イラストレーターの個展を企画したりしてきた。カフェ冊子作りは、本年度の活動としてゼミ生14人で取り組んだ。
ゼミ長で法文学部3年の六反田真希さん(21)は「学生生活を豊かにするきっかけになればうれしい。鹿大生に限らず、一般の人にも手に取って見てほしい」と話した。