岩場から垂れ下がるつらら=25日午後2時ごろ、伊佐市大口山野
鹿児島県内は25日朝、放射冷却の影響で厳しい冷え込みとなった。伊佐市で氷点下6.9度、さつま町で同6.6度など17地点で氷点下となり、11地点で今季最低気温を観測した。
伊佐市大口山野の布計地区にある岩場では、染み出した水が凍り、無数のつららができた。午後になると、気温が上がって落下し「シャリーン」と砕ける音が一帯にこだましていた。
鹿児島地方気象台によると、日中は気温が上がり、午前6時に0.2度だった鹿児島市の気温は午後2時には14.4度に達した。寒気のピークは過ぎ、週末に向けて気温は上がり、平年値を上回る予想。3月2、3日の予想最高気温は4月中旬並みの22度、最低気温は4月下旬並みの15度となっている。