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鹿児島県は28日、入札価格が同額となり、くじ引きで落札者が決まった土木部発注工事が、2023年度は全体の37.4%だったと明らかにした。入札2859件のうち、1068件がくじ引きだった。県議会一般質問で答えた。
県監理課は入札制度の透明化を図るため最低制限価格の算定方法を公表していることや、建設業者の積算能力の向上、受注競争などを要因に挙げる。業種別では、土木一式工事が403件、とび土工工事が312件だった。
22年度は991件がくじ引きで決まり、全体の34.3%を占めた。21年度は30.5%、20年度は29.4%で、微増傾向にある。木佐貫浄治土木部長は「引き続き透明性と公平な競争性が確保された適正な入札制度の運用に努める」と述べた。