鹿児島市のコンビニで店員を脅し現金を奪ったとして、強盗と銃刀法違反の罪に問われた鹿児島市加治屋町、無職の被告男(59)は3日、鹿児島地裁(川口洋平裁判官)の初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は「計画的犯行」などとして懲役5年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は3月13日。
検察側は冒頭陳述で「生活保護を受給し暮らしていた。借金などで携帯電話料金が支払えなくなり現金を得ようと、大通りから離れた場所にあるコンビニの強盗を決意した」と指摘した。
起訴状などによると、2024年12月22日午前3時25分ごろから同27分ごろまでの間、同市上之園町のファミリーマート上之園町店で、店員に対して刃体約10.4センチの登山用ナイフを示し、「コンビニ強盗です」などと脅して現金20万6000円を奪ったとされる。