水田に植え付けられたコシヒカリの苗=9日、南種子町茎永
全国的なコメ不足で価格高騰が続く中、鹿児島県南種子町で9日、早くも2025年度産の田植えが始まった。「日本一早いコシヒカリ」をうたう同町。収穫は7月上旬の見込みで、超早場米として出荷される。
同町茎永の石堂裕司さん(50)は、コメの供給を増やそうと休耕地約2ヘクタールを新たに借り、コシヒカリの水田面積を計5ヘクタールに広げた。「少しでも多くの人においしい米を食べてもらえるよう、安定した生産を目指したい」と話した。
同町は種子島きっての産地で知られ、例年の収穫量は1000トンを超える。