会合冒頭のあいさつを終え、報道陣の取材に応じる尾辻朋実氏=10日、鹿児島市
連合鹿児島を柱とする野党系組織「5者会議」は10日、夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に立憲民主党の推薦を受け無所属で立候補予定の尾辻朋実氏(44)の支援の在り方を協議したが、結論は出なかった。連合鹿児島の下町和三会長は終了後「次回28日の会合でまとまるか分からない」と述べた。結論は4月に持ち越される可能性がある。
5者は他に立憲民主、国民民主、社民3党の県組織、県議会会派の県民連合でつくる。鹿児島市であった10日の4回目会合では、連合鹿児島が尾辻氏の対応を19日に決めると報告。各団体はその日を念頭に、協議検討することを確認した。
尾辻氏は会合に初めて訪れ、冒頭であいさつした。報道陣の取材に「異端な候補者なので当然時間はかかる。粘り強く議論していただいていることに感謝しかない」と話した。