鹿児島県教育委員会は11日の県議会予算特別委員会で、スクールカウンセラーへの相談が2023年度は1万6138件あったと明らかにした。25年度はカウンセラーを約20人増の約120人とし、小中学校への派遣回数を前年度より約400回増やすなど相談体制を充実させる。
県教委によると、カウンセラーは公立小中学校や特別支援学校に派遣。相談内容の内訳は心身の健康が3451件、不登校2747件、友人関係1771件、学業・進路1597件だった。児童生徒本人からの相談が最も多く、教職員、保護者と続いた。22年度の相談件数は1万6295件、21年度は1万8596件。
県立高校に派遣される臨床心理士の23年度相談件数が3293件あったことも報告した。心身の健康に関する相談が805件、不登校487件、友人関係436件。スクールソーシャルワーカーの派遣回数は23年度は22件、22年度は19件、21年度は10件だった。