鹿児島市のコンビニで店員を脅し現金を奪ったとして、強盗と銃刀法違反の罪に問われた鹿児島市加治屋町、無職の被告男(59)の判決公判が13日、鹿児島地裁であり、川口洋平裁判官は懲役2年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。
川口裁判官は判決理由で「客のいない深夜のコンビニで登山用ナイフを示して店員を脅迫するのは危険で、奪った金額も20万円以上と多額」と指摘。「滞納していた携帯電話料金を支払うためという動機も短絡的」と述べた。
判決によると、2024年12月22日午前3時25分ごろから同27分ごろまでの間、同市上之園町のファミリーマート上之園町店で、店員に対して刃体約10.4センチの登山用ナイフを示し、「コンビニ強盗です」などと脅して現金20万6000円を奪った。