錦江湾横断道路構想への賛同を呼びかけるメンバー=16日、鹿児島市の天文館
桜島と鹿児島市街地を結ぶ道路の早期実現を目指す「錦江湾横断道路推進連携協議会」のメンバー約20人が16日、鹿児島市の天文館で街頭活動した。横断道の必要性を訴え、構想に賛同する署名を集めた。
参加者は「早期実現」と書かれた横断幕を掲げ、桜島フェリーの赤字や深夜運航取りやめに触れつつ災害時や急患搬送時の道路の必要性を説明。通行人に「一緒に道を造りませんか」などと呼びかけた。協議会の磯辺昭信会長(東桜島漁協組合長)は「人ごとだと思っている人はまだ多い印象。市街地側にも経済波及効果などのメリットがあることを引き続き訴えたい」と話した。
協議会は桜島住民や大隅半島の自治体、鹿児島市を含む経済関係者などで構成。個別に活動していた4団体が共同で昨年11月に設立した。